国指定文化財 大宝八幡宮本殿(大宝八幡宮)
旧県社。祭神は誉田別命(応神天皇)・足仲彦命(仲哀天皇)・気長足姫命(神功皇后)の三柱。
社伝によると、大宝元年(701)、藤原時忠が筑紫の宇佐八幡宮を勧請創建したといわれるが、天台宗の古い写経の奥書に『治承3年(1179)己亥7月22日未時書了於常陸州下津間郡八幡宮書了 兼智』とあるから、平安末期にはすでに八幡信仰が盛行していたことがわかる。
本殿は、天正5年(1577)に下妻城主多賀谷下総守尊経が建立したことが、本殿回廊の高欄擬宝珠によって知られる。三間社流造。建ち上がりも高く、柱も太くて、どっしりとした重みを見せているが、これに比べて組物は小柄で複雑に組合わされ、桃山時代初期の地方的建築のありさまを示す貴重な遺構であり、また、派手な装飾は見られず落着いたたたずまいを見せている。
- 住所
- 〒304-0022
下妻市大宝667
- 電話番号
- 0296-44-3756
- 営業時間
- 午前8時30分~午後5時
- 定休日
- なし
- 駐車場
- 駐車場 普通車約150台(大宝保育園の駐車場)
- アクセス
- 関東鉄道常総線大宝駅から徒歩で約3分
- 備考
- 大宝元年(701年)に藤原時忠が筑紫の宇佐八幡宮を勧請創建したといわれています。境内はかつての大宝城の城跡で、南北朝時代の動乱の名残りをとどめる国指定史跡です。本殿は安土桃山時代(1577年)の建築で国の重要文化財に指定されています。
<擬宝珠銘文>
奉新鋳
大宝八幡宮
大檀那
多賀谷下総守尊経
天正五丁丑季十二月日
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〒304-0022 下妻市大宝667
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