眠っていた草木がいっせいに目を覚まし、色とりどりの花を咲かせる春。3月下旬から4月上旬にかけて、砂沼はお花見の季節。沼の周囲の約6kmにわたって約2,000本の桜並木が湖水を彩り、観桜苑では約50種類・350本のさまざまな桜が次々に開花して、花見客で溢れかえります。この時期は「桜まつり」と題して、砂沼1周歩こう会などのイベントも開かれます。
そして5月、小貝川ではポピーをはじめさまざまな花が河畔を一面の花畑に変える頃、「フラワーフェスティバル」が開催されます。暖かな陽気に誘われて、多くの人で賑わいます。
下妻の数ある夏まつりのメインとなるのが、8月上旬に開かれる「下妻まつり」。「千人おどり」は飛び入りも大歓迎。市内外から集まった1,000名を超える人が街を埋めつくし、さまざまなスタイルで踊ります。「砂沼花火大会」は大輪の花火が夜空を飾り、水上を渡るナイアガラが壮観です。
砂沼サンビーチのプール開きが行われる頃には、下妻はもう本格的な夏。水のきれいな鬼怒川でも、恒例の「Eボート大会」が開催されます。10人による手漕ぎ方式のボートレースで、息を合わせて速さを競います。
※Eボートとは、交流のためのボートであり、「E」には、交流(Exchange)や教育(Education)、環境(Environment)など様々な意味があります。
9月、大宝八幡宮では通称「七まつり」と呼ばれるほど多くの行事が行われます。そのひとつ「タバンカ祭」(たいまつ祭)は、約1時間の間、太鼓の音とともに松明と畳が追いつ追われつ走り回るという奇祭。そのほか、秋の例大祭「大宝まち」や「菊まつり」も行われ、境内はすがすがしい菊花の香りに包まれます。
そして、秋の一大イベントといえば「しもつま砂沼フェスティバル」。都市緑化祭、商工まつり、農畜産まつりなども開催され、中でも砂沼フレンドリーフェスティバルは、毎年、若者向けのイベントがたくさん企画され、大人気です。
「市民歩け歩け大会」では家族や友達同士でウォーキングを楽しむ、大勢の市民の姿が見られます。
また冬は、伝統ある神社や寺院の年中行事もたくさん行われます。珍しいまつりもたくさんあり、高道祖神社の「道祖神祭」には、子宝を授かりたい善男善女が近隣から集まります。